京都府は22日、令和元年度の入札・契約の実施状況を明らかにした。
同日開催の令和2年度第1回京都府入札監視委員会(安保嘉博委員長)に府が報告した。建設工事の令和元年度の平均落札率は90・0%(1272件)で、平成30年度の90・0%と同じ。内訳は一般競争入札が90・0%(1133件)、指名競争入札が89・1%(104件)、随意契約が92・7%(35件)。一般競争入札、指名競争入札をあわせると、平均落札率は89・9%。一般競争入札、指名競争入札、随意契約の3つをあわせると平均落札率は90・0%となった。
令和元年度の契約件数は、一般競争入札1133件と指名競争入札104件の1237件(平成30年度は1095件)、契約金額は541億9228万0720円(平成30年度は453億2046万3360円)、延べ入札参加業者数は1万3362者(平成30年度は1万3585者)。
令和元年度の1入札あたりの参加業者数は10・8者(平成30年度は11・4者)。内訳は一般競争入札が10・2者(平成30年度は10・9者)、指名競争入札が17・0者(平成30年度は15・9者)。
令和元年度の不調・不落発生状況は、件数が88件(平成30年度は42件)、発生率が7・1%(平成30年度は3・5%)。
令和元年度の失格者発生件数は、件数が356件(平成30年度は389件)、発生率が28・8%(平成30年度は32・6%)。
令和元年12月1日〜令和2年3月31日の間に契約した総契約件数411件の建設工事における平均落札率は90・0%で、前年同期(89・7%)と比べ0・3ポイント減だった。
411件の内訳は、一般競争入札が359件で平均落札率は89・8%、指名競争入札が31件で平均落札率は89・8%、随意契約が21件で平均落札率は94・1%。
期間中に府外企業に入札参加を認めた工事は41件。内訳は、鋼橋やPC橋等の橋梁上部工や消化ガスタンク等の専門工事4件、技術的難易度が高いトンネル工事0件、法面処理等工事のうち特殊機械や専門技術を要するもの3件、特殊機器(設計やシステム開発を伴うもの)の工場製作を含む設備工事及びその点検・修繕工事29件、重要文化財建造物の保存修理工事のうち高度で特殊な技術を要するもの5件、府内に施工できる企業がないか極めて少ない「個別」の工事0件、WTO対象工事0件。
府外企業に入札参加を認めた工事41件の平均落札率は93・8%(平均参加者数2・3社)。このうち府内企業が落札した工事は7件で平均落札率は90・9%(平均参加者数3・9社)、府外企業が落札した工事は34件で平均落札率は94・3%(平均参加者数2・0社)。
平成29年度以降の各期の平均落札率[工事]をみると、▽平成29年4月〜7月…89・3%▽平成29年8月〜11月…89・9%▽平成29年12月〜平成30年3月…89・4%(平成29年度通期…89・6%)▽平成30年4月〜7月…89・4%▽平成30年8月〜11月…90・8%▽平成30年12月〜31年3月…89・7%(平成30年度通期…90・0%)▽平成31年4月〜令和元年7月…89・6%▽令和元年8月〜11月…90・3%▽令和元年12月〜令和2年3月…90・0%(令和元年度通期…90・0%)−となっている。
一方、物品購入は総契約件数322件で平均落札率は81・5%(平成30年度は82・1%)。一般競争入札が80・4%(290件)、指名競争入札が76・2%(9件)、随意契約が98・4%(23件)。