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　新潟県農地部農地計画課は２０年度、あわら地区（糸魚川市大字上覚、西谷内地内）経営体育成基盤整備事業を新規採択した。総事業費８億７１００万円を投じ、２５年度の完了を目指す。
　将来の地域農業の中心となる経営体（担い手）を育成するため、農業法人３組織と個別経営体５人へ農地集積を進めるとともに効率的な水稲生産を推進し、米の生産コスト低減を図る。また、大規模園芸産地化を進めることで、生産性の高い営農を可能とする。
　用水路は老朽化が進み漏水など通水断面の確保に苦慮している。また、排水不良により地盤が軟弱になっている。このため、自然圧パイプラインやベンチフリュームにより用水を節減しつつ確保するとともに、管排水路や排水フリュームにより２級河川姥川へ自然排水する。さらに、排水落差工を活用した環境配慮も行う。
　工事概要は整地工３３・４ヘクタール（工事費２億２６００万円）、道路工支線他４・８キロ（同９３００万円）、用水路工支線他３・６キロ（同１億５３００万円）、排水路工支線他３・８キロ（同１億２２００万円）、暗渠排水工・本暗渠５・３ヘクタール（同２１００万円）のほか、測量試験（同７５８０万円）、換地（同３８２０万円）など。受益面積は３８・７ヘクタール（受益者数１１９人）、関係土地改良区は糸魚川市土地改良区。