神奈川県県土整備局は、2019年度の成績評定結果をまとめた。平均点は、工事(500万円以上)77・6点、工事系委託業務(150万円以上)76・8点。前年度に比べると、工事が0・1点減、工事系委託が0・7点増となった。点数ごとの状況を見ると、評定点が高い案件(工事75点以上、工事系委託70点以上)の占めるウエートが高まっている。
同局が19年度に発注した500万円以上の工事は820件。最高点91点、最低点62点とも前年度と同じだった。平均点は500万〜2000万円未満工事で0・1点増、2000万円以上工事で0・2点減となっている。
点数別に件数を見ると、「他の模範となる優秀な工事」である80点以上が全体に占めるウエートは33・9%で変わっていない。その一方で、「標準的な工事の中で優秀なもの」とされる評定点75点以上80点未満の工事は、0・7ポイントアップの45・2%となった。これにより、75点以上の工事が占める割合は前年度の78・4%から79・1%へと上昇した。
また、「標準的な工事」とされる評定点65点以上75点未満の工事は、0・9ポイントダウンの20・1%だった。
一方、工事系委託業務は、150万円以上の案件が708件。最高点は前年度比2点アップの93点、最低点は5点ダウンの55点だった。
点数別では、「成果品の出来ばえが極めて優秀なもの」である80点以上のウエートが23・2%にまで高まった。前年度を4・6ポイント上回っている。
件数が最も多いのは520件が集中した評定点70点以上80点未満。「成果品の出来ばえが良好なもの」で、全案件の76・4%から73・4%に縮小した。
70点以上の案件が占めるウエートは、95%から96・6%へと高まっている。
提供:建通新聞社