新潟県土木部道路建設課は20年度、一般県道石打停車場塩沢線樺野沢拡幅を新規採択した。事業費6億円を投入し、24年度の完了を目指す。
石打停車場塩沢線は、石打地区と塩沢地区を直結し、JR上越線石打駅前から大沢駅前沿川にかけて石打、上越国際等のスキー場があり、沿道には民宿旅館街もあるため多くのスキー客が通行する観光道路の役割を担っており、塩沢小学校の通学路にもなっている。
また、国道17号の補完路線でもあり、朝夕の通勤時間帯には交通量が増大する。だが、道幅が4・5(5・5)メートル程度と狭く、曲がりくねっていて見通しも悪く、交通事故が発生しているため、改良工事を行う。
延長は620メートル、幅員は6・0(11・5)メートルとなる。20年度から21年度に測量設計と用地補償、22年度から24年度まで工事を実施する。事業区間は南魚沼市樺野沢地内。
当該区間を整備することで、通学児童など歩行者の安全性が向上。加えて、堆雪帯を含む適正な路肩幅が確保され、冬期の交通における安全性・信頼性も向上する。また、スキー場や周辺観光地間を周遊する車両交通の円滑性・安全性が確保される。