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鹿児島建設新聞
2020/07/20

【鹿児島】県、北薩横断道路整備 10qで概略設計/総事業費350億

 県は、北薩横断道路整備を進めており、2020年度に溝辺道路を事業化した。未着手となっている広瀬道路から泊野道路間のうち、さつま町柏原外の10kmで道路概略設計を委託。28日10時10分から、指名競争入札を執行して委託者を決める。
 同道路の整備中区間の状況は、溝辺道路が野坂ICから鹿児島空港までが対象。自動車専用道の約12km、現道約2kmの計14kmで構成。総事業費は約350億円を見込む。
 ICは、竹子と有川の2カ所に設置し、現道を使い鹿児島空港への接続を行う。トンネルはないが、現道等をまたぐ橋梁などの構造物が想定され、測量等から着手する。
 阿久根高尾野道路(9km)は16年度に事業化されており、用地買収や測量設計をはじめ、橋梁詳細設計等を進めている。広瀬道路(6km)は11年度から事業に入り道路改良等を継続している。
 全体の区間は、霧島市からさつま町を経由し、阿久根市に至る延長約70km。北薩空港道路(6km)、薩摩道路(5km)、泊野道路(9km)、紫尾道路(6km)が供用済み。未着手は広瀬道路から泊野道路間(約15km)のみ。
 今回、委託する業務名は「地域高規格道路整備計画調査設計委託(R1の2工区)国道504号」で道路概略設計(B)。延長は10kmで委託期限は21年3月19日まで。

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