都市再生機構(UR)東日本賃貸住宅本部は15日、20年度工事発注見通しを公表した。
県内分は1件で、WTO対象の「長岡市大手通坂之上町地区再開発施設建築物(A−2街区)建設工事」を一般競争で12月にも公告し、第4四半期に入札予定。発注規模は50億円以上で、概要は建築工事一式(S造10階建て延べ約1万8600平方メートル、公益施設、事務所)。工期は約26カ月(23年5月ごろ)となる。
大手通坂之上町地区第一種市街地再開発事業の施行地区は、長岡市表町2丁目、大手通2丁目、坂之上町2丁目、東坂之上町2丁目の各一部の約1・7ヘクタール。北越銀行などが入るA−2街区(米百俵棟西館)のほか、大和ハウス工業を特定建築者等に内定したA−1街区(住まい・にぎわい棟、RC造14階建て延べ1万1544平方メートル)、既存施設を改修し長岡商工会議所などが入るB街区(米百俵棟東館、延べ1万3000平方メートル)、植木組・ダイエープロビスJVに落札済みのC街区(駐車・にぎわい棟、S造5階建て延べ約1万2700平方メートル)を計画。このうち、B街区については長岡市が特定建築者として整備する。
また、既存施設の解体などを行う基盤整備その他工事は、植木組・大石組JVに落札済み。工期は21年3月31日まで。
事業スケジュールによると、C街区は22年3月、A−1街区は同年7月、B街区は25年7月の工事完了が見込まれている。設計は松田平田設計(本社・東京都港区元赤坂)が担当。