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日刊建設タイムズ社
2020/07/16

【千葉】整備・運営事業者を公募/成田市/JR成田駅西口の市有地活用/8月4日にプロポ説明会

 成田市企画政策部企画政策課は15日、「JR成田駅西口市有地活用推進事業」に係る公募型プロポーザルを公告した。JR成田駅西口の市有地において施設整備・運営を行う民間事業者から提案を求める。事業区域で事業者が定期借地権等を設定し、民間施設を設計、建設、所有及び運営するものとし、公共・公益施設の整備についても提案する。8月4日に事業者向け説明会を開催し、質問を経て、9月16日〜18日の期間で参加表明書の提出を受け付ける。
 事業区域は馬橋8番1外地先。敷地面積は6205・67u。都市計画区分は都市計画区域。用途地域は第一種住居地域、第二種住居地域、第一種低層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%。第一種低層住居専用地域は150%)。
 土地は定期借地権方式を基本とするが、その他の提案も可能とする。借地期間は30年以上50年以下とし、事業者からの提案を踏まえ、協議により決定する。
 提案は、事業者の自由な発想とノウハウを生かすため、応募者の自由提案とする。導入機能は▽地域住民と駅利用者双方の生活利便性向上に寄与する計画▽バリアフリー化及びユニバーサルデザインの考え方の導入▽景観に配慮したデザイン▽省エネルギーや温室効果ガス排出の低減に配慮した計画――など。公共・公益施設は公衆トイレ、自由通路、駐輪場、駅前番所、歩道、ペデストリアンデッキ、駅前広場など。民間施設と公共・公益施設を合築する提案も認める。また、既存施設については現状のままでの使用のほか、解体して新たな施設を整備する提案も可とする。
 応募要件は、単独の法人または複数の法人で構成するグループ。また、応募者の構成企業が特別目的会社(SPC)を設立し、SPCが市から土地の貸し付けを受け、事業を実施する提案もできる。応募資格は、同事業と同等以上の不動産開発実績または事業運営実績を有すること、など。設計業務を行う法人は一級建築士事務所の登録、建設業務を行う法人は建築工事一式の特定建設業の許可、維持管理を行う法人は建築物における衛生的環境の確保に関する法律に掲げる事業の登録を受けているとともに、各業務において提案内容と同等以上の実績を有すること。
 事業者の選定スケジュールは、参加表明書の受け付け後、10月14日から16日に提案書類を受け付け、同月21日に1次審査結果を通知。28日に提案審査及びプレゼンテーションを行い、優先交渉権者を11月上旬に決定する。
 同事業では昨年度に「JR成田駅西口市有地活用基本調査」を実施し活用方法を検討。調査はオリエンタルコンサルタンツが担当した。k_times_comをフォローしましょう
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