国土交通省関東地方整備局は、「2020年度工事成績優秀企業」として38社を認定した。平均点が最も高かったのは82点の戸田建設。認定企業数は前年度と比べて6社増え、過去10年間でも最多となった。認定企業は、工事を受注した際に発注者が行う中間技術検査を省略することができる。また、総合評価落札方式で評価対象となる。
過去2カ年度(18、19年度)に完成した直轄土木工事のうち、▽一般土木▽アスファルト舗装▽鋼橋上部▽セメント・コンクリート舗装▽プレストレスト・コンクリート▽法面処理▽河川浚渫▽グラウト▽杭打▽維持修繕―の10工種で実績が3件以上あった企業が対象。優良工事等選定委員会で審査し、工事成績評定点の平均点が80点以上の企業から、ふさわしい企業を選定した。
認定企業のうち、東京都内に所在するのは▽戸田建設▽IHIインフラ建設▽関電工▽あおみ建設▽佐藤渡辺▽清水建設▽日瀝道路▽日特建設▽日本ハイウエイサービス―の9社。
19年度から続けて認定された企業は▽岩澤建設▽岡田土建▽小川工業▽水郷建設▽瀧上工業▽畔蒜工務店▽IHIインフラ建設▽奥村組▽関電工▽ケージーエム▽JFEエンジニアリング▽戸田建設▽日特建設▽古郡建設▽松浦建設―の15社だった。
また、認定対象の工事・工種の実績が3件以上ある企業全ての工事成績評定点の平均点ランキングも関東地整ホームページで公表している。
提供:建通新聞社