愛媛県農林水産部所管の工事で、2019年度に完成し工事成績評定が付与された案件のうち80点以上の案件をまとめた。80点以上の案件は農林土木工事で86件、森林土木工事で55件、水産土木工事で9件、合計150件あった。
150件の中でもっとも成績が良かったのが富久(東温市)が施工した「佐古地区用水施設その2(東温市見奈良)」で唯一85点を獲得した。
その他、84点の高得点を得た工事は13件で、うち農林土木工事の5件は野田建設(西条市)施工の「玉津・下島山地区導水路その6(西条市玉津)」、富久施工の「東温地区岡下池改修その3(東温市則之内)」と「東温地区長谷池改修その2(東温市松瀬川)」、坂本重機建設(松山市)施工の「本谷地区いざ下池改修その4(松山市本谷)」と「同その5」。
森林土木工事の8件は、富久施工の「緊急総合治山(東温市井内)」と「湧水復旧治山(東温市上林)」、大伸建設(松山市)施工の「猿川災害関連緊急治山(松山市猿川)」、福田組(松山市)施工の「堀田災害関連緊急治山(松山市吉木堀田)」、伊予ブルドーザー建設(伊予市)施工の「林道万年鵜崎線開設(伊予市鵜崎)」、沼田建設(久万高原町)施工の「奥地保安林保全緊急対策(久万高原町直瀬)」、ブリッジカンパニー(内子町)施工の「高屋災害関連緊急治山(内子町五百木)」、大東建設(西予市)施工の「上成1林地荒廃防止施設災害復旧(西予市宇和町明開)」。
工事成績評定は、公共工事が完成した段階で、発注者が工事別に施工体制や施工状況、出来形および出来栄え、工事特性、創意工夫、社会性などを採点・評価する工事の通知表(成績表)。評定結果は入札参加資格審査や総合評価落札方式に反映される。今回、19年4月1日から20年3月31日に完成した県農林水産部所管の工事を対象に調査した。
提供:建通新聞社