大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、2024年度の開業を想定していた夢洲の大型商業施設について、施設規模や時期を再検討する。新型コロナウイルス感染症の影響で、統合型リゾート(IR)の開業が数年遅れる見通しとなったため。
同社では18年度、大阪・関西万博の開催決定を受け、会場となる夢洲に設置予定の新駅周辺に、大型商業施設を開発する構想を示していた。構想段階での総工費は1000億円超。ホテルやオフィス、商業施設の複合施設で、50階を超える大型ビルを計画していた。
万博とIRの同時開催を前提としていたことなどから、構想自体を見直す。万博開催前の設置を予定している中央線の(仮称)夢洲駅については計画通り進める。
提供:建通新聞社