北陸地方整備局富山河川国道事務所は14日、第4回「国道41号片掛地区法面崩落対策検討委員会」(9日開催)の議事概要を公表した。
法面恒久対策については、斜面内の排水を考慮しつつ、法面全体の安定性を確保するため鋼管抑止杭工を採用し、併せて表層のゆるみ進行を防止するための法枠鉄筋挿入工により施工することを基本方針とする。今後、設計・施工を進めて、早期に法面の安定化を図るとした。法枠内は、モルタル吹付工法で降雨などの浸透を防ぐ。
工事中の新橋(仮称・片掛橋)については、崩落した法面であることを考慮した上で、橋脚・橋台の想定位置で詳細調査を行い、安全性・確実性の高い橋梁位置を検討する。
4月10日に国道41号の道路下の法面が幅約20メートル、斜面長さ約40メートルにわたり崩落したため、富山市猪谷地区(国道360号交差点)から片掛地区(道の駅細入)までの2・7キロを通行止め。通行止め区間は、応急組立橋を含む仮設道路による復旧工事で、5月27日に解除された。