トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2020/07/15

【静岡】静岡県静岡市 久能拡幅、新古安橋と柳沢橋の修正設計を建設コンに委託

 静岡市は、国道150号の「久能拡幅」に伴い、新古安橋と柳沢橋の架け替え整備を計画。周辺の用地買収の進捗状況を踏まえ、早期整備を目指す方針だ。
 2橋の設計は建設コンサルタントセンター(静岡市清水区)に委託。2012年に設計を完了していたが、道路橋の設計要領の改編などを受けて再度設計を行う。落札金額は1348万円で、納期は2020年9月末まで。
 新古安橋は、駿河区古宿〜安居の古安川に架かる、久能拡幅の安居工区の橋梁で、拡幅架け替えの対象となっている。橋長は11bで、上部構造はプレテンション単純PC床版桁、下部構造は逆T式コンクリート橋台。
 柳沢橋は、駿河区根古屋〜安古の柳沢川に架かる、根古屋地区の橋梁で、新古安橋と同様、拡幅に伴い架け替える。橋長は19・3bで、上部構造はプレテンション単純PC中空床版桁で、下部構造は逆T式コンクリート橋台。
 両橋の幅員は、久能拡幅の標準幅員26・3b(車道は3・5×4車線、歩道3・5b×両側)。整備時期は未定だが、工事は2期に分け、先に拡幅する橋梁を整備し、その後現橋を撤去して架け替える。
 久能拡幅では、まとまった用地が買収できた工区から順次整備を進め、現状は西側から施工を進めている。20年度は、根古屋地区の延長約800bのうち、根古屋交差点と前後100bの計約200b区間の整備を進めている。また、中平松地区の整備に先駆けて、接道する旧大谷川沿いの市道整備も、20年度に実施する。
 久能拡幅は、起点の東側から根古屋地区延長800b、安居地区延長840b、古宿地区延長480b、青沢地区延長360b、中平松地区延長500b、西平松地区延長620b、大谷地区延長600bの7計画地区で構成。4車線化により、慢性的な渋滞の解消と清水港へのアクセス強化を図る。



提供:建通新聞社
(2020/7/15)

建通新聞社 静岡支社