大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川の排水機場の整備に向けた検討に入る。大阪市都島区中野町5丁目などの大川沿いでの建設を計画しており、本年度から2021年度にかけて概略検討を進め、21年度以降に設計に着手する。
寝屋川市から大阪市にかけて整備が進む北部地下河川は鶴見立坑までが供用。さらに西へ築造し城北取水立坑を経て、排水機場を整備する大川までのルートを予定している。
排水機場は、まず今後30年で毎秒85d分の施設を整備し、最終的には毎秒250dを排水する施設を造る。
概略検討では排水機場や調圧水槽、水槽から水をくみ上げる管の規模や配置などを検討する。
寝屋川北部地下河川の現在の進捗状況は、河川整備で延長1万4300bのうち6600bが完成。20年度には城北立坑築造工事に本格着手する他、布施公園調節池の本体工事や加納元町調節池の発進立坑築造工事などを行う。
排水機場概略検討委託の入札は6月30日に開札、東京建設コンサルタント(東京都豊島区)が落札した。
提供:建通新聞社