岐阜市は、岐阜薬科大学の本部キャンパス(大学西1ノ25ノ4)と三田洞キャンパス(三田洞東5ノ6ノ1)の統合施設の整備に向け、「岐阜薬科大学キャンパス整備PPP/PFI導入可能性調査」を玉野総合コンサルタント岐阜事務所(岐阜市)に委託した。2021年2月末までの履行期間で民間活力導入の可否を検討する。
事業手法は直接方式やDB(設計施工一括)方式、DOB(設計・建設・運営)方式、BTO(建設・譲渡・運営)方式を比較検討する。
新キャンパスの基本構想・基本計画では、講義室や実習室、多目的ホールなどで構成し、本館棟は延床面積1万5000平方b程度の規模としている。本体建設の想定事業費は約91億円。27年度の開校を目指して今後、統合施設整備の最終候補地に選定した本部キャンパス南側の敷地約2万平方bの用地取得に向けた準備を進める。
一方、PPP/PFIを導入しない場合は基本・実施設計のプロポーザルを実施し、測量や用地取得を経て順調にいけば23年度から造成工に着手する見通し。
既存施設は本部キャンパスが鉄筋コンクリート造8階建て延べ1万3710平方b。三田洞キャンパスが鉄筋コンクリート造4階建ての本館と同造3階建ての別館で、延べ床面積2万1108平方bの施設となっている。統合後の三田洞キャンパスの跡地活用については、18年度に立ち上げた検討会議で地元の要望や民間企業からのサウンディングも踏まえて検討を深め、統合施設の供用開始までに方向性を決める。
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建通新聞社