日本工業経済新聞社(群馬)
2020/07/13
【群馬】県太田土木事務所は、新田上江田尾島線で歩道整備を計画
県太田土木事務所は、太田市新田木崎町地内において、県道新田上江田尾島線の歩道整備と交差点1カ所を対象とした右折レーンの延伸などを計画している。初弾工として、流末排水路のボックスカルバート敷設工事を9月ごろ指名通知する。施工延長は内部で検討を進めている状況。このほか、歩道整備用地の取得に向けた補償調査業務を12月までに委託。2021年度以降は歩道整備工に着手し、24年度の事業完了を目指す。
同線の落合鉄工所第二工場(新田木崎町1444)の西側から南進し、木崎小学校(新田木崎町1121)東側まで約820m区間で事業を進める。
歩道が未整備となっている全幅9〜10mの2車線道路を全幅9・75m(車道部3m×2、路肩0・5mおよび0・75m、片側歩道2・5m)に改良する。
同地内北部にある新田中部工業団地へのアクセス道路となっているため、大型車両の通行が多い。通学児童の安全を確保するため歩道を整備する。また、市道との交差点1カ所で右折レーンの新設や延伸などの改良を計画している。
歩道新設に伴い道路側溝を敷設するため、流末排水路も整備する。木崎小東側から県道太田境東線と県道桐生新田木崎線の交差点付近を流れる水路に接続させる。施工延長は約600m。複数年での施工を予定している。
車道や歩道下に開削でボックスカルバートを敷設する。断面は、技研コンサル(前橋市)が9月納期で進める詳細設計で固める。20年度の施工箇所や延長は、埋設物調査を実施し、水道管やガス管の位置を確認した上で決定する。
歩道は、事業区間の北端から尾島方面へ向かう車線側に新設する。途中、ファミリーマート太田木崎町店(新田木崎町1148−3)前にある市道との交差点を境に反対側の新田上江田方面行きの車線側へ設ける。路面は透水性舗装とし、車道との境界部に函渠型側溝を敷設する。
右折レーンの改良を行う交差点は、市道2路線と交わる十字路。交差点東側で十分な延長が確保されておらず、渋滞が発生。右折待ちの車両を避け、直進車両が路肩へはみ出して通行しているため、延長を図る。交差点北側に新設。幅員は3mを確保する。
南側は滞留長30m、減速長20m、本線シフト長40mで計画。北側については滞留長10m、減速長20m、本線シフト長40mを予定している。
詳細設計は、技研コンサルがまとめた。用地測量業務も同社が担当。9月までに地権者と境界立ち合いを行う。