横浜市は「上菅田笹の丘小学校」の建築計画をまとめた。旧上菅田小学校(保土ケ谷区)の既存施設を取り壊し、校舎や体育館・コミュニティハウスなど総延べ床面積約1万平方bの新施設を建設する。コンテンポラリーズ(横浜市中区)で実施設計を進めている他、2021年9月までに既存施設の解体を完了。21年10月に新施設の工事をスタートさせて、23年3月の完成を目指す。21年第3回市会定例会付議案件として新施設の建築工事を発注することになりそうだ。
上菅田笹の丘小は上菅田小(保土ケ谷区上菅田町134)と笹山小学校(保土ケ谷区上菅田町1422)の統合校。旧笹山小の既存施設などを利用して今年4月に開校した。
小・中学校の建て替え基本方針(17年5月)に基づいて、17年度に初弾の建て替え対象校の一つに選んだ旧上菅田小の既存施設を取り壊し、上菅田笹の丘小の新施設を建設する。事業費約47億円(うち概算工事費約44億円)を見込む。
旧上菅田小の敷地1万5779平方bのうち4512平方bを建築面積に充当。既存施設とほぼ同位置の敷地南東側に、上菅田笹の丘小の新施設となる▽校舎=鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て▽体育館・コミュニティハウス=鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て▽屋外付帯施設=鉄筋コンクリート造平屋―を、総延べ床面積1万0184平方bの規模で配置する。
また、敷地北西側の既存プールも新施設の近くに造り直すことでグラウンドの分割を解消。まとまった広さの校庭を確保する。
先行して21年9月までに取り壊す旧上菅田小の既存施設は総延べ床面積約7300平方b。このうち21年3月25日までが工期の1期工事を風越建設・神奈川美研工業JVで実施する。
提供:建通新聞社