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滋賀産業新聞
2020/07/14

【滋賀】高島市 JR近江今津駅周辺の地域まちづくり構想

 高島市は、JR近江今津駅周辺の地域まちづくり構想を取りまとめる。今年度内をメドに骨子を作成。来年度以降にその骨子をもとに同構想の策定に着手し、特徴を活かした観光客の誘客方法と地域の活性化を図っていく。
 構想としては、同駅周辺地域の全体イメージ、東側及び西側エリア、今津港及び琵琶湖周航の歌資料館等含む湖畔エリア、同駅南側に位置する市有地等の各エリアの活性化につながる展開方向を示す。
 内容によると、高島市の鉄道の玄関口のひとつである近江今津駅周辺には、歴史・文化、自然、食など魅力あふれる素材が点在しているが、その魅力を十分に活用できていない現状。また、23年春には北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業に伴い、京阪神から敦賀に向かう新たな人の流れが起こり、特急列車の停車駅である近江今津駅では利用者の増加が見込まれる。この新しい需要に対応し、観光客等の受け入れ態勢を整えておくためにも、近江今津駅周辺地域の活性化を計画的に進めるための「近江今津周辺地域まちづくり構想」の骨子作成を目的としている。
 同構想の概要は、地域資源調査として、同駅周辺の基盤的条件の把握、整理、施設の配置状況(公共・民間・商業施設など)、観光素材の分布状況、公共交通の状況、地域における防災施設及び防災拠点の位置など。また、同駅周辺地域の魅力、地域交流の素材となる地域資源をリストアップし、現地調査や関係者へのヒアリング調査等により特性を明らかにする。まちづくり計画に必要な類似事例等の情報の把握など着手していく。
 なお、同構想骨子作成業務は、地域未来研究所(大阪市北区)が担当。

提供:滋賀産業新聞