津南町は10日、「町立ひまわり保育園増築等実施設計業務」の指名型プロポーザルについて結果を公表した。
最優秀者にはワシヅ設計を選定し、次点については非公表としている。今後、契約締結に向けた協議を行っていく。
選定理由は、「業務の実施方針」「設計事務所の能力」「子どもたちのより良い育ちの保育環境」「地域の人々との交流、建物や敷地面積・形状を生かした保育活動」「保育需要の変動に対応した施設利用」の提案について、いずれの審査員からも平均して高い評価を得たため。
計画では、町内6公立保育園をひまわり保育園(大割野地内)に集約し、1園体制を構築する。同保育園を増築し対応を図る計画で、規模はRC2階建て延べ約1800平方メートル(既存園舎は延べ1097・84平方メートル)を想定。定員はゼロ歳児から5歳児までの270人。敷地内に子育て支援センターも設ける。
予算額は3000万円(税込み)で、履行期間は12月31日までとなっている。21年度から2カ年で着工し、23年度の開園を見込む。
基本設計は江村建築設計事務所(津南町外丸丁)が担当。
なお、プロポには同社のほか、阿部設計事務所、エスデー建築研究所、佐藤建築設計事務所、長建設計事務所の4者が参加した。