トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2020/07/13

【福井】来年度から具体的検討へ/福井市が森田小の分割で/総合教育会議開く

 児童数1000人を超える大規模校、森田小学校の2校分割などを提言した「福井市学校規模適正化検討委員会」の答申を受け、東村新一市長、吉川雄二教育長らが学校規模の適正化について協議するため、福井市総合教育会議が10日、市役所本館で開催された。
 市長、教育長のほか、教育委員4人が出席。会議では今後の取り組みの方向性が共有できたことから、市では森田小の分割について、21年度から具体的な検討に取り掛かる構えだ。
 検討委は5月26日に教育長へ答申。(1)森田地区=速やかに森田小の2校への分割が必要(2)殿下小中学校=隣接校区への統合が望ましい(3)臨海地域=長橋小、越廼小、国見小、鷹巣小を対象に2校化等への再編で速やかに協議を進める必要があり、国見中、越廼中、鷹巣中の再編も協議を進めるのが望ましい(4)美山地区=羽生小、美山啓明小、下宇坂小を一つに統合再編するとともに、美山中との小中一貫校とすることも協議が必要(5)本郷地区=本郷小の鶉小への統合へ協議を進めるのが望ましい(6)足羽第一中学校地区=東郷小、文殊小を拠点校とする2校化への再編へ協議を進めることが必要(7)大安寺地区=藤島中や西藤島小との繋がり、川西中や鶉小との繋がりを重視する2通りの再編案で協議することが必要(8)棗地区=棗小は複式学級の状況になった段階で鶉小との統合の協議が必要で、棗中は川西中との統合へ速やかな協議が望ましい―と提言した。
 今後の取り組みについて事務局は、「具体的なスケジュールは未定だが、出来れば年内には各地区で説明を開始したい」と説明。会議の最後には、東村市長が議論を取りまとめ、「地元との協議の場を早急に設置し、議論を前に進めていきたい」と締めくくった。

hokuriku