京都市は、都市計画マスタープランを中間見直しする。
都市計画マスタープランの役割は、都市づくりの将来ビジョンの明確化、都市計画決定・変更の指針、都市づくりを進めるための指針など。現行計画は平成24年2月に策定したもので、令和3年度にプラン策定から10年目を迎えるにあたり、社会経済情勢の変化等を踏まえ、新たな課題や市民ニーズへの対応を図るため、令和2年度から見直しに向けた検討に入る。
市は8日、都市計画審議会都市計画マスタープラン部会(部会長・川ア雅史京都大学大学院教授)の初会合を開いた。部会は初会合を含め計5回(〜令和3年4月頃)開く予定。最終会合後、令和3年5月以降に素案のパブリックコメントを行う。
見直しにあたっては、現行の基本的な構成等は踏襲しつつ、現在策定中の次期京都市基本計画等の新たな方針との整合を図るとともに、より円滑かつ効果的な施策展開につながるよう、新景観政策の更なる進化など関連施策との連携の下、京都市持続可能な都市構築プラン(平成31年3月策定)も踏まえ、エリアごとの将来像の充実等の検討を進めていく考え。