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　川崎市は、老朽化と狭隘（きょうあい）化に伴い中部児童相談所（高津区末長１ノ３ノ９）を建て替える計画だ。このため、「中部児童相談所建替え整備に伴う基本計画等策定業務委託」を上原建築設計事務所（川崎市川崎区榎町１ノ１）に３６０万円で委託。また、「中部児童相談所仮設相談所基本設計等業務委託」も、上原建築設計事務所に３４５万円で委託した。履行期限はいずれも２０２１年３月15日。20年度内に建て替え整備の基本計画をまとめ、21年度以降に基本・実施設計を進める予定。
　現在の中部児童相談所は鉄筋コンクリート造２階建て延べ１４３０平方�b。施設の老朽化に加えて、定員超過により手狭になっている。このため、市では現在地で建て替えるとともに、近隣の川崎看護専門学校の校舎を用途変更し、改修して相談所として利用する考え。今回委託した基本計画策定業務で建て替えの規模やゾーニング、スケジュールなどを検討し、定める。建て替えや改修の発注形態も含めて検討する。
　建て替えに当たって現敷地を最大限利用すると、延べ３６００平方�bから３７００平方�bの規模になる見込み。また、建て替え中の仮設施設は、西高津保育園の跡地（高津区溝口５ノ１１５５ノ20）を利用する。仮設施設の発注はリース契約となる。

提供：建通新聞社