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北陸工業新聞社
2020/07/08

【石川】大日川ダムゲート更新など/加賀、能登開発促進協が総会/重点要望決まる/新規は各15、43件 

 加賀地区開発促進協議会(会長・藤井義弘県議会議員)の20年度総会は7日、県議会庁舎に関係者が出席して開き、国・県に対する「21年度重点要望事業(全127件)」を決めた。
 総会では藤井会長、来賓の谷本正憲知事、稲村建男県議会議長、馳浩衆院議員が順にあいさつ。
 重点要望事業については、最重点事項が37件、重点事項が90件(うち新規事業15件)。重点事項の主な新規は▽主要地方道金沢小松線(加賀産業開発道路)「白山市安養寺町〜山島台2丁目区間の道路改良」の事業促進〈提出市町/白山市〉▽国営施設応急対策事業(手取川地区)「大日川ダム取水ゲートの更新整備」の新規採択〈白山、金沢、小松、加賀、能美、野々市6市、川北町〉▽県営ほ場整備事業(大日中央地区)「区画整理49・3ヘクタール」の新規採択〈白山市〉▽老朽ため池整備事業(牧口地区)「ため池改修一式」の新規採択〈小松市〉▽県営震災対策農業施設整備事業(二ツ梨地区)「ため池の耐震補強一式」の事業促進〈同〉▽漁港施設機能強化事業(橋立漁港)「A砂防堤100メートルほか」の事業促進〈加賀市〉―など。
 能登総合開発促進協議会(会長・宮下正博県議会議員)の20年度総会も同日、県議会庁舎で行われ、宮下会長のあいさつに続き、来賓の谷本知事、稲村県議会議長、西田昭二、馳両衆院議員が順に祝辞を贈った。
 議案審議では「20年度重点要望事業(全239件)」などを承認した。
 重点要望事業のうち、最重点事項が41件、重点事項が198件(うち新規事業43件)。重点事項の主な新規は▽のと里山海道白尾IC・今浜IC常時左折車線整備の事業採択〈かほく市、宝達志水町〉▽主要地方道高松津幡線の消雪装置整備の事業促進〈津幡町〉▽二級河川長者川「紺屋橋よりJR橋までの区間、延長400メートル」の事業促進〈羽咋市〉▽県営ほ場整備事業(熊木地区)「区画整理34・3ヘクタール」の新規採択〈七尾市〉▽県営一般農道整備事業(施設整備型)(輪島地区)「法面保全対策一式」の事業促進〈輪島市〉▽老朽ため池整備事業(神子原ダム地区)「ため池改修一式」の新規採択〈羽咋市〉▽漁港施設機能強化事業(狼煙漁港)「岸壁耐震・耐津波対策工326メートル」の事業促進〈珠洲市〉―など。
 各協議会では、決議案をそれぞれ採択。また、総会に先立ち、理事会も開かれ、重点要望事業案に係る関係機関からの説明聴取もあった。
 なお、両協議会は関係省庁等に対して、8月上旬にも要望書を書面送付するほか、11月中旬には中央要望活動を予定している。

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