静岡市は、駿府城公園の東御門橋架け替えを、7月下旬にも公告する。総合評価方式T型を適用するとみられるが、当初造園工事としていた工種については、現在検討中。
同事業は、1996年に築造した現橋の老朽化が著しいことから、長寿命化を念頭に構造を見直し、鋼桁橋による架け替えを計画している。ただし、景観上の観点から、鋼桁橋を木材で覆う構造を採用。市産材(オクシズ材)などを活用して覆い、踏み板、手摺り、高欄なども木製と擬木などで景観に配慮する。
新橋の規模は、橋長9b、幅5・9b、高欄高さ1b。工事費は2019年度2月補正算で、9000万円を予算化している。21年3月の供用を目指す。
設計はフジヤマ(浜松市中区)が担当した。
市は、木橋にした場合、堀の湿気などで耐用年数が20年程度となることから、メンテナンス性と安全性を考慮して、鋼桁の採用を決めた。木製の覆いなどをメンテナンスすることで、70〜80年程度の耐久性を想定している。
提供:建通新聞社
(2020/7/8)
建通新聞社 静岡支社