松野町は、新庁舎新築工事の一般競争入札を7月中に公告する。建築工は2者の共同企業体で行い、設備と分離するかなど入札条件の最終検討を行っている。8月中旬から下旬に契約し、10月1日に着工する。22年2月ごろ供用を開始し、その後、既存施設解体と外構工事などを進める。
新庁舎の規模は2階建てで、1階が鉄筋コンクリート造、2階が木造で延べ床面積は2066平方b。防災拠点施設が2階建て延べ490平方b、付属棟が203平方b。既存庁舎は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1059平方b。既存庁舎解体後は、駐車場や防災広場となる。
現本庁舎は耐用年数(約50年)が経過し老朽化が進んでいるうえ、耐震基準を満たしていない。また庁舎の狭隘(きょうあい)化やスペース不足のための町民サービスの低下、バリアフリーや情報ネットワークへの対応不足などが問題となっている。
新庁舎では、環境配慮型官庁施設(グリーン庁舎)とする。ユニバーサルデザインを取り入れ、交流スペースや公衆無線LANを設置。木造となる2階部分にはCLTを耐震性強化に使用する。また電気系統は1階と2階で別系統とするなど、浸水被害などに備える。
設計は大建設計大阪事務所(大阪市西区)が担当。場所は松丸343他。
提供:建通新聞社