東急田園都市線・藤が丘駅前地区(横浜市青葉区藤が丘1・2丁目)の再整備を巡り、駅直近に立つ昭和大学の「藤が丘病院」と東急の「藤が丘ショッピングセンター」の建て替えで総延べ床面積約9万5000平方bの施設建設が計画されている。このうち藤が丘病院の新しい病院施設は約7万8000平方bの規模で、日本設計(東京都新宿区)が設計を担当。2022年度の着工を想定している。
昭和大の藤が丘病院は1975年度に開院。耐震強度不足から建て替えを考えていた。
新しい病院施設は地下2階地上13階建て塔屋付きの延べ床面積約7万7900平方bで計画。現病院と隣接する藤が丘駅前公園の敷地を大街区化し、現病院の西側に建設する。現病院と同じ584床を確保する他、店舗や約300台収容の駐車場などを設ける。建設場所にある藤が丘駅前公園は街区の北東側に再配置する。
一方、藤が丘ショッピングセンター(67年度開業)は地下1階地上13階建て延べ床面積約1万7300平方bの商業・住宅施設に建て替える計画。1〜2階に生活利便機能、3階以上に住宅約170戸を配置する他、約60台収容の駐車場を用意する。
横浜市、東急、昭和大の3者がこれらの前提となる藤が丘駅前地区の再整備基本計画を20年度内に確定。続く地区計画の都市計画決定手続きも20〜21年度に進む見通しだ。
提供:建通新聞社