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北陸工業新聞社
2020/07/03

【新潟】新津駅西土地の売却も視野/新潟科学技術学園が事業計画 

 新潟薬科大学、新潟工業短期大学、新潟医療技術専門学校を運営している学校法人新潟科学技術学園(新潟市秋葉区東島字山居265番地1)は、20年度事業計画を公表した。
 それによると、20年度予算編成方針に基づき、経営基盤の強化に資する学園の将来計画の策定及び実施に必要となる経費について適切な予算措置を講ずる。老朽化した施設・設備の改修、大型機器の更新等については単年度における執行集中を避けるため、優先順位を検討の上、年次整備計画を策定し、効率的な事業の実施を図る。また、新潟キャンパス施設の利用状況を踏まえ、各建物の有効活用について、検討を行う。
 法人全体の事業計画では、財務基盤の強化に向けて、減収補完を目的とし、学園が保有する資産の効率的な運用により、資産運用収入の増加に努める。新潟薬科大学の新津駅西口土地、西区上新栄町にある新潟キャンパス等の遊休施設について、売却を含めた有効活用計画を策定。「新津駅西口キャンパス(仮称)」として計画する教育研究施設については引き続き建設可能性を検討するとともに、用地の売却を含め様々な活用策を模索するものとみられる。
 新潟薬科大学の中期目標のうち「教育研究施設及び学生厚生施設の充実」では、新津キャンパス内のトイレ施設のうち、学生による利用頻度が高いB棟(講義棟)について、今年度中の竣工を目指し、財務状況を踏まえつつ、リニューアル工事を実施。また、学生の自習スペースを21年度中に拡充することを目指し整備計画を策定することにしている。

hokuriku