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　福井市は、市立図書館（文京２丁目７番７号）のリニューアルに向けた基本・実施設計業務について、現在、条件付き一般競争入札で発注の方向で検討を進めている。
　市立図書館の規模はＲＣ造３階建て延べ３９８３・１２平方メートル（うち別棟５１１・０２平方メートル）。７６年８月の開館から４０年以上が経過しており、耐震性や老朽化などの課題を抱えている。
　１９年３月策定の基本計画によるとリニューアルでは、市立図書館と地域交流センターで構成する複合施設を整備。図書館の全面改修と機能拡張のための増築を実施し、増築部には、地域交流センターとなる▽多目的ホール▽活動室（複数室）▽カフェラウンジ―のほか、積層書架（２層構造）で約４０万冊収蔵可能な閉架書庫などを配置する。
　工事は２２、２３年度で実施予定。２０年度当初予算では、設計委託に向け２カ年で総額１億円の継続費を設定するとともに、現在は東側駐車場として使用している県有地（約８３０平方メートル）の取得費も計上した。
　なお、設計の発注時期は未定としている。