国土交通省浪速国道事務所は、大阪湾岸道路西伸部のうち、ポートアイランド地区に建設する第三高架橋と第五高架橋の詳細設計に着手した。第三高架橋は綜合技術コンサルタント大阪支社(大阪市東淀川区)、第五高架橋はオリエンタルコンサルタンツ関西支社(大阪市北区)に委託した。同地区の高架橋では第二高架橋の詳細設計にもすでに着手しており、2020年度は第四高架橋の詳細設計に入る予定だ。
第三高架橋は橋長約480bの鋼6径間連続細幅箱桁橋。下部工は鋼製または鉄筋コンクリート橋脚(設計対象は6基)。基礎は既製杭(鋼管ソイルセメント杭)を予定している。道路は上りと下りの6車線で全幅約27b。場所は神戸市中央区港島地先から港島中町地先。
第五高架橋は橋長約480bの鋼7径間連続細幅箱桁橋。下部工は鋼製または鉄筋コンクリート橋脚(設計対象は7基)。基礎は既製杭(鋼管ソイルセメント杭)を予定している。道路は上りと下りの6車線で全幅約27b。場所は神戸市中央区港島地先。
業務では、上部工、下部工、基礎工、仮設構造物の詳細設計を行う。履行期間は第三が12月28日、第五が21年1月末。
ポートアイランド地区では今後、第二〜五高架橋までの詳細設計を進めるとともに、引き続き予備設計が完了した区間の詳細設計に順次着手予定。橋梁工事の着手の時期については未定だ。
大阪湾岸道路西伸部は、六甲アイランド北〜駒栄間の延長約14・5`が16年度に事業化。18年12月に起工し、六甲アイランド地区の橋梁下部工事やポートアイランド地区の整備工事、阪神高速道路会社の施行区間となる駒栄工区の開削トンネル工事に着手している。
提供:建通新聞社