指宿市は、池田湖遊園地観光施設の基本・実施設計に関する公募型プロポーザルで、6月26日の期限までに県内9者から参加表明があったことを明らかにした。業者名は非公表。技術提案書は8日まで受け付け、17、20日に予定するプレゼンテーションを経て最優秀提案者を決定する。建物の計画規模はS造200u未満。総工費約7400万円を充て、2021年5〜6月をめどに着工する。
建設場所は、池田字浜迫5123−7の県道28号岩本開聞線沿いの敷地。県の魅力ある観光地づくり事業(周辺環境整備=オープンデッキ、園地、駐車場など)と連携し、滞在時間の延長につながる施設整備を目指す。
今回のプロポは、過去に150u以上の観光施設などの実績を条件に公募。期限内に県内9者が参加表明。今後、技術提案書の提出(期限=8日)を経て、プレゼンテーションなど(17、20日実施予定)を行い、業者決定する方針だ。委託料の上限は1000万円。
主な施設機能は、@池田湖や開聞岳を眺望できる休憩スペース・ギャラリーA簡易な飲食が提供できるキッチン、テイクアウト対応の小窓、事務室等B男女別の個室トイレ−など。設計に当たっては、敷地南東部にある「イッシー噴水」への配慮も求める。
総工費は概算で7400万円。市では「19年度に実施したサウンディング調査の結果等も踏まえて整備を進めていきたい」(観光課)としており、順調に進めば21年5〜6月ごろに着工、22年5月の完成を目指す。