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日刊建設工業新聞
2020/07/02

【鳥取】鳥取港来年度予算を要望へ/知事と地整局長が懇談/米子境港高速道も協力

 平井伸治知事は30日、国交省中国地方整備局の水谷誠局長と懇談し、凍結となっている高速道路・米子―境港間の事業再開や台風のたびに航路が閉塞する鳥取港の整備などを要望した。水谷局長は鳥取港について「年度内の港湾計画改訂に合わせ、来年度予算に入れていきたい」と述べ、国への要望活動に防波堤の予算を組み込むよう促した。
 懇談には中国地整の富岡誠司副局長や各部長、県土整備部の草野愼一部長と両次長が同席。平井知事は米子―境港間の高速道路で「休止(状態)から実現へと舵を切っていきたい」とし、都市計画決定手続きに入った山陰近畿自動車道の鳥取―覚寺間では「力を合わせて地元と協議して整えていければ」と協力を求めた。
 これに対し、水谷局長は「米子―境港間は『あり方検討会』を早く開いて意見を集約し、同じ方向で頑張りたい」と意欲的な姿勢を見せた。
 また、今年度内に港湾計画を改訂する鳥取港で、水谷局長は「港湾計画が固まると防波堤の形もはっきりする」とした上で、「来年度要望の中に予算を入れていただきたい」と背中を押した。
 このほか平井知事は▽公共事業の予算確保▽中海湖岸堤の整備促進▽千代川整備計画の変更▽米子自動車道の4車線化促進―などを要請。7月内には国交省の青木一彦副大臣らに国要望する。

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