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　宝達志水町は、宝達山頂の休憩施設「山の龍宮城」の建て替えに向け、７月１日に基本設計事業者と指定管理候補者によるグループの募集を開始する方針を固めた。公募型プロポーザル方式で実施し、８月の優先交渉権者選定を目指す。
　山の龍宮城（丸太組み２階建て延べ２２３・６３平方メートル）は１９９３年に完成し、休憩室やロビー、テラスなどを備える。町は当初、老朽化を受けて改修する計画だったが、陥没個所が発見されたことから、安全性を考慮して駐車場付近で建て替えることにした。
　町は、設計段階から指定管理予定者のアイデアや意見を柔軟に取り入れることで、魅力ある施設づくりや効率的な管理・運営につなげる。基本設計は土質調査も含めて委託し、１１月をめどに作業を終え、その後、実施設計に移行する。２１年度の着工、同年度の完成を目指す。
　今年度当初予算には、関連事業費として基本設計費２２０万円、土質調査費１３２万円を盛り込んでいる。
　設計事務所と指定管理候補者とのグループを公募する方法に関しては、全国的にも珍しく、１９年度に津幡町が屋内温水プール整備で採用している。