県鳥取県土整備事務所は、鳥取市河内地区を流れる渓流・丹防川の砂防堰堤新設に向けた現地の調査や詳細設計に着手した。今年度中に具体的な工事計画をまとめることにしており、アサヒコンサルタントに調査を委託した。
同市河内地区は急な山腹と野坂川に挟まれた狭い区域に集落のほか、県道も通過している。荒廃が進む渓流・丹防川は、土石流が発生すれば下流域の民家などに大きな被害を及ぼす危険性がある。
このため、高さ10b程度の堰堤を上流に設置。流路部分も100b以上にわたって整備することで、自然災害から地域の安全を守ることが事業の目的。
全体の整備費は1億8000万円を見込んでおり、地元と調整しながら現地の調査や詳細設計を進める。
日刊建設工業新聞