美咲町は、義務教育学校柵原学園新築の基本・実施設計を公募型プロポーザルで12月末までに公告する。6月補正予算に設計委託費3950万円、用地取得費6000万円を計上していた。
現在、建設予定地の用地買収交渉を続けており、秋ごろまでに買収に目途を付け、2021年1月ごろに造成工事、22年度に建築工事を発注する。開校は24年4月を予定している。総事業費は約40億円。
美咲町柵原地域義務教育学校整備検討委員会(委員長・高旗浩志岡山大学教師教育開発センター教授)が議論を重ね、町立3校の小中学校を義務教育学校として統合することが決定。統合する3小中学校の生徒数の内訳は、東小は83人、西小は128人、中学は127人の計338人。少子化の影響から児童生徒数は10年間で各学校とも約2割減となっている。また、3小中学校いずれも土砂災害警戒区域に指定されていることや、校舎が耐震未対応など老朽化が進んでいることも統廃合の要因となっている。
「提供:建通新聞社」