甲賀市は、施設整備のあり方を模索している土山町にある「道の駅あいの土山」について、来月もしくは8月頃に基本構想策定業務を委託する考えだ。
当初計画では、現状より早く業者選定を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響により当初予算で計上した建設関連事業費の一部事業費の見直し・組み換えを行っていることから、発注がずれ込んだ模様。このため内容の再精査などを行ったが、このほど見通しが立ったため発注を急ぐこととした。
構想業務内容は、▽概算事業費の算出▽整備内容の抽出―など。市は、出来上がった内容を庁内で精査、改修もしくは建替えの整備方針を打ち出し、基本設計・実施設計などの整備スケジュールを決定していく。移転整備の可能性もあることから合併特例債が活用できるよう、24年度までに施設整備完了を目指すこととなりそうだ。
同市土山町北土山2900番地にある同施設は、敷地約5000平方b内に、昭和56年建設のRC造2階建、延675・6平方bで観光農業漁業に寄与することを目的とした、観光客の総合案内及び情報収集・発信施設が1棟あり、建物内には▽レストラン▽直売所▽会議研修室▽休息室―が設置されている。93年(平成5年)に道の駅に認定され、その登録番号が1番であることから、「近畿で最初の道の駅」とも言われている。
提供:滋賀産業新聞