徳島県は、2019年度の県公共工事に関わる受注金額上位50社の実績(県工事入札参加・受注状況)を明らかにした。受注額1位は大竹組(牟岐町)で13億0636万円。以下、大久保産業(徳島市)の12億4756万円、島谷建設(同)の9億1300万円、山全(三好市)の8億5741万円、姫野組(徳島市)の8億2060万円が続く。上位10社の受注総額は88億3985万円、上位50社では229億9695万円となった。上位10社の総額は18年度の58億3703万円から51・4%増。上位50社の受注総額も18年度の163億0055万円から41・0%増となり、2年連続で増加した。
上位50社を所在地別にみると、徳島市内が11社(18年度13社)と最も多く、次いで那賀町の10社(同9社)、三好市の7社(同6社)、阿南市(同4社)と海陽町(同3社)の各4社。美馬市の3社(同3社)、小松島市の2社(同2社)と続き、県南部、県西部の企業に集中した。この他、鳴門市(同1社)・吉野川市(同0社)・勝浦町(同1社)・美波町(同0社)・牟岐町(同1社)・松茂町(同0社)・上板町(同1社)・つるぎ町(同2社)・東みよし町(同2社)の各1社となっている。
上位50社のうち、最も入札参加回数が多かったのは18年度に続き平田組(美馬市)の77回(18年度116回)で、最も落札回数が多かったのは、こちらも18年度に続き西村建設(三好市)の26回(18年度33回)だった。
一方、工種別では、前年に引き続き土木一式で上位20社、建築一式で上位10社、電気・管・鋼構造物で上位各3社の工種別受注状況も示した。これによると、土木一式で大竹組、建築一式で北岡組(美馬市)、電気で西野電機工業(徳島市)、管で港産業(徳島市)、鋼構造物で大久保産業がそれぞれ受注金額1位だった。
提供:建通新聞社