山武郡横芝光町教育委員会教育課は、横芝小学校の改築に向けた基本構想を年度内にまとめ、順調に推移すれば2021年度に基本設計、22年度に実施設計を行い、23〜24年度の2か年で工事を進める。25日には、基本構想策定業務委託の公募型プロポーザルを開始した。契約上限額は803万円(税込み)。7月10日に参加表明書を受け付け、同月21日に書類審査の結果を通知。8月6日に技術提案書の提出を求め、同月19日にヒアリングを行い、同月25日に選定結果を通知・公表する。契約期間は2021年3月19日までだが、事前確認のため、先行して同年2月15日までに基本構想書(案)を提出する必要がある。
横芝小学校(横芝1800)は、RC造3階建ての本館と新館、RC造2階建ての体育館で構成。延べ床面積は合計5978u。敷地面積は2万391u。
1964年の建築以降、増築を繰り返し、20年度には大総小学校と統合した。老朽化が著しいことから今回、改築事業に着手。
改築にあたっては、仮設校舎を設置した上で、現在の校舎・屋内運動場・プール・外構など全ての学校施設を解体・撤去し、跡地に校舎および屋内運動場等を建設する。
仮設校舎設置用地および自動車150台・スクールバス4台の駐車場用地として、既存敷地北側の約5300uを拡張する予定。
現在の児童数は415人だが、今後の児童数増加に備え、新校舎について500人・24学級で計画。特別教室・屋内運動場・屋外施設については、既存と同程度の規模とする。児童クラブに関しては、既存の2棟を残すとともに、新たに1棟の建設を検討する。
基本構想策定業務の内容は▽改築基本構想の策定(学校規模・総事業費・工程等)▽同校建設推進委員会の資料作成および参加▽関係行政機関などへの各種事前協議▽各種議事録の作成▽先進事例紹介や視察実施に関する支援▽基本構想書および概要版の作成――など。
公募プロポの参加資格条件は▽町の建設工事等競争入札参加資格者名簿に、対応する業種で登載されている▽建築士法第23条の規定に基づく一級建築士事務所に登録されている▽過去10年間に、延べ床面積5000u以上の公立の小中学校もしくは小中一貫校の新築、改築、増築に係る基本構想等および3校以上の設計業務を単独で受注し、完了した実績を有する――ことなど。