北海道建設新聞社
2020/06/26
【北海道】日本年金機構が道内8施設を国庫納付へ/国が売却も視野に活用検討
日本年金機構が所有する中の島集合宿舎(札幌)など道内の旧宿舎8施設で、今後の利活用検討が進む見込みだ。同機構が国庫納付を前提に地下埋設物調査などに着手。納付後は国が売却も視野に活用方法を検討する。2020年度は数施設が国に移管される予定。売却の場合、入札は早ければ21年度となる見通し。
第3期日本年金機構中期計画(19−23年度)で、道内旧宿舎8施設を現状のまま国庫納付すると示している。
納付に向けて中の島集合宿舎、2区宿舎(旭川)、日の出B宿舎(岩見沢)、沖見D宿舎(留萌)の4施設に関し、地下埋設物調査を一般競争公告した。調査は8月末に終える見通し。
中の島集合宿舎は札幌市豊平区中の島1条9丁目1の5に位置。RC造、3階、延べ874uの規模で、敷地面積は1097u。用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第1種住居地域。JCHO北海道病院の隣接地となっている。
8施設の活用方法は納付後、国が検討する。過去に同機構から納付された旧宿舎の多くは入札を経て売却されている。
中の島以外の納付予定地は次の通り。(@所在地A土地面積B施設規模・構造は全てRC造)
▽栄町宿舎@函館市栄町11の21A725uB3階、延べ437u▽中島宿舎@函館市中島町33の15A1001uB4階、延べ897u▽2区宿舎@旭川市春光4条3丁目2の22A1323uB3階、延べ875u▽山手宿舎@室蘭市山手町2丁目3の24A478uB3階、延べ441u
▽日の出B宿舎@岩見沢市日の出台2丁目4の4A829uB2階、延べ455u▽沖見D宿舎@留萌市沖見町3丁目63A700uB3階、延べ437u▽青葉町B宿舎@苫小牧市青葉町2丁目9の6A1000uB2階、延べ592u