国土交通省浪速国道事務所は、2020年度の事業概要を公表、淀川左岸線延伸部、大阪湾岸道路西伸部、第二阪和国道、清滝生駒道路の各事業を進める。
淀川左岸線延伸部では、工事として花博通で行う開削部の改良、業務として鶴見換気所設置部の開削トンネルの予備設計などを引き続き進める。新規業務としては鶴見換気所部、地下鉄横断部他の構造物予備設計を発注する。鶴見換気所は、大阪市鶴見区の花博記念公園前交差点付近の花博通の中央分離帯を予定している。地下鉄横断部は鶴見地区が対象となる。いずれも第2四半期に公告する予定だ。
大阪湾岸道路西伸部では、調査設計、用地取得を促進するとともに、六甲アイランド地区の橋梁下部工事、ポートアイランド地区の改良工事を進める。設計については、ポートアイランド地区において第二・第三・第五高架橋に引き続き、第四高架橋の詳細設計を実施、和田岬地区で詳細設計に着手する。ポートアイランド地区第四高架橋は橋長約440bの鋼4径間連続鋼床版箱桁橋、下部工は鋼製または鉄筋コンクリート橋脚(設計対象は4基)。基礎は既製杭(鋼管ソイルセメント杭)とニューマチックケーソンを予定。和田岬地区第二高架橋は橋長約640bの鋼5径間連続鋼床版箱桁橋、下部工は鋼製または鉄筋コンクリート橋脚(設計対象は5基)。基礎は既製杭(鋼管ソイルセメント杭)を予定。どちらも上り下りの6車線で全幅約27b。
清滝生駒道路では、生駒区間の北田原改良工事を発注済み、清滝区間の下田原東ランプ橋A2下部他工事を第2四半期に公告する予定。
提供:建通新聞社