建設新聞社
2020/06/24
【東北・秋田】横手・半田・伊藤JVに決まる/横手駅東口第二地区再開発の特定業務代行
横手駅東口第二地区市街地再開発組合(横手市駅前町6の47 小田嶋契理事長)は、「横手駅東口第二地区第一種市街地再開発事業」の実施に向け23日に総会を行い、横手建設・半田工務店・伊藤建設工業JVを特定業務代行者に決定した。7月下旬の契約を目指す。
ことし1月に公募を開始し、4月8日に2団体からヒアリングを実施、協議・調整を進めてきた。ほかに東亜建設工業が参加した。
特定業務代行の内容は▽解体工事および建築など工事施工業務▽保留床処分に関する業務▽その他事業に関する事項―。
施行地区は秋田県横手市駅前町地内の約1・7fで、3ブロックに分け整備する。このうちJR横手駅前に建つ商業ビル旧「ユニオン」の敷地(A街区)には市の図書館を中心とした公益施設棟(RC造3階建て、延べ約6600平方b)を建設する。
横手ステーションホテルや平源写真館などが建つブロック(B街区)にはホテルや商業・オフィス機能などを含む事務所・ホテル棟(RC造7階建て、延べ約1万2200平方b)と、自走式の立体駐車場(S造約7900平方b)を配置。JA秋田ふるさとなどが建つブロック(C街区)には店舗なども入る分譲・賃貸住宅棟(RC造14階建て、延べ5280平方b)を設ける。
B街区とC街区の間には道路があるが、再開発に伴い廃止し、B・C街区は一つのブロックとして活用する。
本年度は実施設計や権利変換計画を作成する。工事は既存施設の使用を続けながら解体と建設、移転を繰り返しながら行うとし、2021年度に解体に着手。B街区の既存ホテル裏手の建物の解体をおよそ半年かけて行い、10月以降をめどにホテル棟に着工し、ホテルの完成・供用後に既存ホテルを解体。以後、順次整備を進める。24年度末までの工事完了を目指すが、可能であれば工程を見直し、完了時期を早める。組合の解散は24年度中の予定。
一般業務代行者はアーレックス(札幌市)・浅井謙建築研究所(東京都港区)・Arch5(東京都千代田区)JV。
提供:建設新聞社