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建通新聞社(中部)
2020/06/24

【愛知】カゴメ 名古屋本社建て替えを竹中工務店

 カゴメ(名古屋市中区錦3ノ14ノ15)は、名古屋本社の建て替え計画を発表した。設計・施工は竹中工務店(大阪市中央区)が担当。早ければ7月中にも既存建物の解体に取り掛かり、21年初頭をめどに新築に着手する。完成は2022年7月を予定。投資額は約20億円を見込んでいる。
 新本社の規模は鉄骨造地下1階地上11階建て延べ4412平方b。高さは約45b。建物低層部の外観は、社名「カゴメ」の由来である「籠の目」をモチーフとしたデザインとする。地下1階〜5階まではカゴメと、そのグループ会社が入居。6階〜11階はオフィス向けの貸しテナントにする。また、1階には大きなキッチン(トマトキッチンスタジオ)を設置し、顧客向けの新商品発表会などに活用できるようにする。
 カゴメグループが入居するフロアは、執務スペースであるミーティングスペースを広く確保し、働きやすい環境を整備する。建築当時と容積率や建ぺい率の規制が変わっているため、既存ビルより延べ面積が減少するものの、同社は「既存ビルでの各スペースの使用頻度を考慮し、より働きやすいように設定した」としている。
 既存ビルの規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ4780平方b。高さは約38b。1962年の竣工から58年が経過しており老朽化が進んでいたため、建て替えることを決めた。入居しているカゴメグループは、広小路本町ビルディング(名古屋市中区)に一時移転して7月27日から業務を開始する。
 建て替えについての、コンストラクション・マネジメントは、日建設計コンストラクション・マネジメント(東京都文京区)が担当している。

提供:建通新聞社