横浜市水道局は西谷浄水場の排水処理施設を設計、工事、運転・維持管理の一括発注で再整備する事業(DBO再整備事業)で、WTO総合評価一般競争入札による事業者選定などのスケジュールを変更した。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた対応で、公告を9月(当初6月)、入札を12月(当初9月)、落札決定を2021年3月(当初20年12月)、契約締結を21年7月(当初21年3月)に順延。設計・工事と運転・維持管理の完了時期についてはそれぞれ29年11月、47年3月の当初通りとしている。
西谷浄水場(保土ケ谷区)の排水処理施設DBO再整備事業では▽旧管理棟の撤去▽脱水機棟の撤去・新設▽受電所、自家発棟の新設▽排水池の耐震補強・新設▽排泥池、濃縮槽、返送池流入弁室の設備更新―などの設計・工事を実施。浄水処理量の増加に対応した排水・排泥処理能力を確保するとともに、運転・維持管理を任せる。
WTO総合評価一般競争入札には単独またはグループでの参加を求める方針。工事に関して▽機械器具設置▽電気▽土木▽建築▽上水道▽管―の6工種の競争参加有資格者で、各工種に対応した経審総合評定値が単独とJV代表は1250点以上、JV第2位以下は900点以上であることを条件付ける考え。
20年度当初予算で限度額220億円の債務負担行為(21〜46年度)を設定し、事業者選定などの前提を整えていた。
提供:建通新聞社