東京都住宅供給公社は、「(仮称)コーシャハイム用賀馬事公苑」と「(仮称)コーシャハイム大蔵(第2期)」の改築に向けた基本・実施設計の公募型プロポーザル手続きを開始した。いずれも7月1日まで参加申し込みを受け付け、同月13日に指名通知する予定。
コーシャハイム用賀馬事公苑(現・用賀住宅)は、1959年に建設し、老朽化とそれに伴う防災性の低下が課題となっている。
既存住宅は鉄筋コンクリート造で、3階建て2棟と4階建て4棟で構成。総戸数は166戸。
住棟を集約し、2棟・約160戸に建て替える。一戸当たりの賃貸面積は55平方bと40平方bを中心に、最も大きい住戸で70平方b、最小の住戸で35平方bの住戸タイプを供給する。
付帯施設としてキッズスペースなどのコミュニティールームを整備する。
建設地は世田谷区上用賀4ノ17ノ1他。敷地面積は1万1331平方b。
設計委託の契約期間は2022年8月末まで。24年度内の完成を目指して工事を発注する。
コーシャハイム大蔵(現・大蔵住宅)では、全4期に分けて進める建て替えのうち、第2期(A街区)に着手する。
1959〜63年度にかけて建設した鉄筋コンクリート造5階建ての10棟・384戸を集約し、3棟・約560戸以上を整備する計画。賃貸面積40〜45平方bの住戸をメインに、35〜65平方bの住戸タイプを確保する。コミュニティールームの他、カーシェア・シェアサイクルスペースの設置なども検討する。
大蔵住宅のメインエントランスとなるようなデザイン性と機能性を兼ね備え、公社が実施する大規模住宅の建て替え事業のモデルとなるような住宅の計画提案を求める。
建設地は世田谷区大蔵3ノ1他。A街区の敷地面積は1万8112平方b。
2023年9月末までに設計をまとめ、工事発注に備える。26年度内の完成を目指している。
提供:建通新聞社