県道路課は、山本地域振興局建設部が進めている県道西目屋二ツ井線・荷上場バイパス整備のグミノ木橋新設で、上部工の製作・架設工事を来月7日に開札する(詳細は発注情報欄掲載)。予定価格は7億9,354万円(税抜)で、参加要件は特定建設工事JVとなっており、代表者(1,100点以上)にはPC橋上部工を元請けとして完成させた実績を求める。
新設するグミノ木橋は橋長219m、幅員8mで、議会の契約承認を経て10月半ばから準備工に着手、工場製作工(令和3年1月〜7月)、輸送・架設(3年8月〜4年2月)、床版工(4年3月〜8月)、地履・高欄工(4年9月〜12月)、後片付け工を行い、5年1月31日の完成を目指す。
同路線(青森県中津軽郡西目屋村〜能代市二ツ井町)は、藤里町と能代市の幹線道路、世界遺産白神山地へのアクセス道路、日本海沿岸東北自動車道二ツ井今泉道路の連携強化路線に位置付けられており、円滑な交通確保を目指し整備が進められている。
整備は、藤里町矢坂から能代市二ツ井町荷上場までの延長3,160m区間で現道拡幅やバイパス築造を行うもの。主な工事内容は盛土208,000㎥、舗装25,000u、橋梁2橋(グミノ木橋L219m、新高橋L160m)の新設となっている。総事業費は約45億円、事業期間は4年度までを予定している。
今回、発注される工事のほか、今後はグミノ木橋の下部工の残工事(橋台1基、橋脚2基)、2工区の函渠工(ボックス)1基、盛土工を山本地域振興局建設部から発注する。
提供:秋田建設工業新聞社