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鹿児島建設新聞
2020/06/18

【鹿児島】鹿児島市 谷山地域土地区画整理/第三地区 建物移転は103棟

 鹿児島市が進める谷山地域の土地区画整理事業の進捗度などが明らかになった。谷山駅周辺地区では、南清見諏訪線の歩道舗装整備を南清見交差点から約280m区間で計画し、残る約270m区画を引き続き推進するほか、永田川橋梁は、11月の供用開始に向け舗装などに着手する方針。谷山第三地区は20年度に建物移転を103棟計画している。市議会で17日、長田徳太郎議員(自民党市議団)の質問に福留章二建設局長が答えた。
 谷山駅周辺地区の南清見諏訪線は、7月の全面供用開始に向け、南清見交差点から約280mの区間で歩道舗装を計画。現在までに約10mで完了し、残る約270mの整備を進める。
 自転車・歩行者道として整備する永田川橋梁は現在、転落防止柵や照明設置に着工し、今後は11月の供用開始に向け、舗装などを実施していく方針。新永田橋付近交差点整備は、5月末に南清見諏訪線に交わる辻之堂本城線で十字路の交差点が完成している。
 18年度に事業計画決定した谷山第三地区(施行面積34・9ha)の20年3月末での進捗状況は、仮換地指定率39%、建物移転率5%、事業費ベース進捗率8%だった。20年度の主な事業内容は、建物移転103棟、区画道路築造L335mなどを計画。同地区内で新たに惣福前田遺跡が埋蔵文化財に認定されことを受け福留建設局長は「埋蔵文化財の本調査等に影響のある建物を優先的に移転していきたい」と述べた。
 このほか、谷山第二地区(同72・9ha)では21年度の換地処分に向け、宅地や用地測量の成果に基づき換地計画の作成などを進めている。

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