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北陸工業新聞社
2020/06/18

【石川】金融やドラッグ店が触手/閉店した食品スーパー跡/北國銀、統合店を計画/金沢市三口新町地内に 

 金沢市内とその周辺で競合激化により、開業から数年で食品スーパーが閉店する一方、その跡地への出店を好機と捉える動きが活発化している―。
 北國銀行は、金沢市三口新町で食品スーパーの「ニュー三久 三陽店」跡地に、新店舗の建設を計画しているもようだ。現在、既設建物の解体工事が進められており、今後、具体化を図るものとみられる。
 場所は同市三口新町4丁目で、解体工事は4月下旬から着手し、8月末には完了する予定。同エリアにおける北國銀の店舗の状況をみると、今回の現場の近隣に「大桑橋支店」があるほか、同じ通り沿いを都心部に向かっていくと、同市菊川2丁目に「城南支店」を置く。両店舗の中間地点にあることから、2店を統合再編するとの見方も出ている。
 野々市市横宮町では、昨年5月に完全閉店した「バロー野々市店」の跡地に、ドラッグストアの「ウエルシア」が出店するもようだ。建屋はS造平屋建て延べ2083平方メートル。現在、改修工事が進められている。
 このほか、金沢市西念3丁目の「ニュー三久金沢西念店」跡地には、クスリのアオキが出店を計画。リニューアル工事が進められている。建屋はS造平屋建て延べ約1370平方メートルで7月にはオープンする予定。
 食品スーパーをめぐっては郊外&街なかで激しい出店攻勢で陣取り合戦が繰り広げられるとともに、ドラッグストアが食品部門に力を入れており、流通業界の構図が大きく変貌している。

hokuriku