高山市は、第8次総合計画に基づく後期実施計画で硬式野球場とサッカー競技場について整備スケジュールを示した。2020年度に関係機関や市民意見などをもとに規模や機能についてまとめ、21年度に建設場所を選定する考えだ。順調なら22年度には設計を委託するとともに、建設予定地の取得を進める。最短で23年度の着工を目指す。現在は、建設適地の選定に向けた情報を収集している。
市内には、現在体育館やグラウンド、テニスコート、プールなどのスポーツ施設はあるが、芝生のサッカー場は中山公園陸上競技場のみで、同施設も天然芝なため連続使用や雨天時の使用ができない現状となっている。また中山野球場についても軟式基準の施設となっている上、施設自体も完成から40年以上が経過し、構造や設備の老朽化、機能不足などが起きている現状となっており、市民や関係団体から施設整備の要望が強い。
新たな施設の想定規模は、サッカー場が日本サッカー協会公認サイズで105b×68bコートを2面配置するとともに、ジュニアサイズのコートを4面設置するとしている。また観客席や夜間照明施設、駐車場の他、付帯設備として大会本部室やミーティングルーム、更衣室などを備えた管理棟の整備も想定している。概算事業費は8億7000万円。
一方野球場については、公式野球場の公認サイズで両翼100b、中堅122bを想定しており、観客席やスコアボード、ナイター照明、駐車場などの他、サッカー場同様の管理棟も整備する。概算事業費は15億円。
既存施設の在り方などは今のところ決まっていない。
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建通新聞社