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建通新聞社(東京)
2020/06/18

【東京】都 職業能力開発C大田校改築設計は8月

 東京都産業労働局は、「城南職業能力開発センター大田校」の改築に向けた基本設計の希望制指名競争入札を8月下旬に公告する。老朽化した施設を現在地で建て替える。2021年4月までに基本設計をまとめ、21年度から実施設計に着手。22年度内に実施設計と既存施設の解体工事を完了させる予定。23年度の新築工事着手を目指す。
 大田校(大田区本羽田3ノ4ノ30、敷地面積6103平方b)は、▽本館(1号館、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1563平方b、1961年完成)▽新館(2号館、同造5階建て延べ6083平方b、76年完成)▽木型実習室(3号館、同造2階建て延べ609平方b、62年完成)―など、延べ床面積8406平方bの建物で構成。いずれも完成から50年以上が経過しているため、建て替えを決めた。
 新しい施設の規模は3階建て延べ約8400平方b程度を想定している。
 職業能力開発センターは、新たに職業に就く人や求職中の人、転職を希望している人が、就職に向けて必要な知識・技能を習得するための都立職業訓練校。
 都内を▽中央・城北▽城東▽城南▽多摩―の4ブロックに分けてそれぞれセンターを設置しており、大田校は城南ブロックに位置付けられている。敷地が限られているものの近隣に活用できる都有地がないため、改築の際は近隣の民間建築物を借り上げて機能を仮移転する。仮移転後、既存建物の解体と新たな施設整備を実施する。
 4月時点では7月上旬に基本設計業務委託の入札を公告する予定でいたが、新型コロナウイルス感染症の影響などで公告時期を見直した。
 改築に伴う地盤調査と敷地測量の業務委託の希望制競争入札の公告時期も当初予定の11月下旬から21年1月下旬に繰り延べた。

提供:建通新聞社