彦根市は、2024年(令和6年)に開かれる第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会主会場へのアクセス道路として整備中の都市計画道路「松原町大黒前鴨ノ巣線」(松原町)について、20年度(令和2年度)は当初予算に事業費1億4502万円を措置。繰り越しで施工中の拡幅部分に続き、近江高等学校前の現道部分500bの改築工を8〜10月にも発注したい考えだ。未整備区間については国体開催に向け、国の方針を見据えて補正対応等も視野に、早期の事業費確保と進捗を図っていく。
都市計画道路「3・4・108松原町大黒前鴨ノ巣線」は、国スポ・障害者スポ大会主会場へのアクセス道路として、松原町を事業箇所に延長1200bを改築整備。県道彦根港彦根停車場線を起点に、不規則な現道を改築し北上、途中で右に90度折れ、城北幼稚園・城北小学校・近江高等学校に面した通園・通学路となっている現道を改築し東進、「松原町東」交差点で終点となるL字型の路線。計画幅員は標準部が16b、松原町東交差点付近は最大19b。
今年度は、通園・通学路の安全対策を優先的に、城北幼・同小学校・近江高前の路線で歩道整備等を含めた延長500bの道路改築工(道路土工、排水構造物工、縁石工、舗装工、防護柵工)の工事入札を8〜10月にも発注する見通し。昨年度からの繰り越し分として8月末完了をメドに施工中の拡幅部分に続き、現道部分を約6ヵ月間で施工する。
提供:滋賀産業新聞