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滋賀産業新聞
2020/06/17

【滋賀】栗東市 消防団第1分団詰所・中消防署出張所の一体的改築

 栗東市は、御園地先に設置されている「栗東市消防団第1分団詰所」について、隣接地の湖南広域消防局「中消防署出張所」と敷地を合わせ、両施設が入居する一体的な建物に改築を行う。それに伴い現施設の一部を解体するため、これに係る解体工事を8月に指名競争入札で発注を行い、施設の建築・電気設備・機械設備については、3件分離で9月に条件付一般競争で発注する考えだ。
 建築・電気設備については、12月議会の承認を得てからの着工となるため工期ついては、建築は12月から15ヵ月間、電気設備は12月から12ヵ月間、機械設備は12月から12ヵ月間の予定。また、建築本体と完了後解体は一括工事発注となる。
 計画は、湖南広域消防局が所管する湖南広域消防局中消防署出張所(栗東市御園1926)、敷地1775平方bにRC造2階建、延約1080平方bの施設を建設する。新たな施設には▽1階部分に事務所、機材庫、防火衣着室、車庫など、▽2階部分には会議室、仮眠室、食堂などを設置する。
 また、工事による休止は考えていないため既存施設以外の場所を新施設の建設場所にし、影響の少ない屋根付き車庫S造約140平方bと、施工中の消防署出張所庁舎内での間借りが可能な消防団詰所S造平屋建、約60平方bは先行解体し、限られた敷地残地を新庁舎建設用地にする。
 湖南広域消防局中消防署出張所は昭和55年に建設されたが、築40年近く経ち経年劣化による老朽化が進んでいた。また、隣接地にある栗東市所有の「栗東市消防団第1分団詰所」の施設もあるため湖南広域消防局は、施設の更新を図り一体的に改築し同じ施設に入ることで一層の連携強化による防災力向上を目指すため栗東市と提携を結び今回の工事に取り掛かる。
 なお、これに係る設計は後藤平建築設計事務所(栗東市)が担当している。

提供:滋賀産業新聞