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北海道建設新聞社
2020/06/16

【北海道】車窓から見える川を身近に 開発局「川の時刻表2020」

 北海道開発局は「川の時刻表2020」を作成し、ホームページで公表している。川と線路の交差点と題し、国管理の河川を中心に鉄道が川を渡る時間をまとめた。開発局独自の取り組みで、道民に川を知ってもらうと同時に、車窓から見える川を身近に感じてもらうことを期待する。

 2000年度の作成以来、毎年ではないもののJR北海道のダイヤ改正を基に更新し、今回はことし3月の改正を反映した。川は国管理で規模の大きいものを中心に47河川を載せている。

 北海道開発局建設部河川計画課の松原寛課長補佐は「川幅が大きいのは石狩川や十勝川で、天塩川は鉄道と並行する」と道内の特徴を挙げる。

 時刻表は2パターンあり、1つは北海道の地図に河川と路線を描いたもの。時刻表を基に推測した主要駅から川までの到達時間、路線ごとに流れている川が分かるようにした。

 もう一方の時刻表では、午前6時35分に札幌駅を出発したライラック1号は38分に豊平川を通過―というように主要駅の出発時間、川の通過時間、通過する列車など細かく掲載。時刻表を持って訪れたくなるよう、全河川の特徴を一言加えるなど工夫を凝らしている。
 現在は新型コロナウイルス感染症が流行しているが「水質がきれいな川が多いため、今は車窓から見える景色を想像し、収束後はぜひ出掛けてほしい」と話している。